今年の抱負と目標と

既にFacebookなどでは記載したのですが、自分の退路を断つためにこちらでも。

今年の抱負・目標:オリジナルの投稿作品を書き上げて、プロのラノベ作家になること。そしてそれを楽しみながらも生計を立てていけるようになること。

「えっ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は昨年から水面下では動いておりまして…最寄りのハローワークの担当の方には、私の文章をお見せした上にて「フリーランスで文筆業に就いた方がいいよ」てな事を言われてみたり、昨年末の冬コミではとある企業の方々から「論文執筆はライフワークにするといいよ」とか、ラノベを書くに当たっての作法とかいった類のアドヴァイスを頂戴して参りました。更にとある方にプロットをネタバレしない程度に話しましたらば、「面白そう! 完成したら是非読ませて下さい」とまでおっしゃって頂けました。
道のりは決して平坦ではないでしょうが、挑む価値はあると思っております。
そんなこんなで忙しくなりそうですが、心身の調子を崩さない程度に今年も精進していきたいと思っておりますので、皆様よろしくお願いします。

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The Second “breakthrough” is now going on.

えーと…とりあえずは生存報告をば。第二の“breakthrough”は現在進行形にて進んでおります、とはご報告しておきましょう。
現段階では正直申し上げてまだ書けないことの方が多い…と言いますか多すぎるのですが、書ける範囲内で以下箇条書きしていきますね。

▼某ネトゲに見事ハマりました。それで生活リズムが狂うどころか寧ろ整っているのには……(以下検閲削除)
▼論文の類は折を見て書いているのですが、実生活との折り合いがなかなかつきません。
▼その実生活ですが…これに関しては現段階では書けないこと多すぎてもう……
▼ネットと言えば…先述の生活リズムのためオンセの時間と合わなくなってみたりも……(T_T) オフ会に期待。
▼最近の仕事はおおむね順調。…給料が安いのを除いては…ですが……

色々書いてます…水面下でですが……

職場ではデザイナーなる肩書きを持っている私でございますが、水面下では主にあまりにも目が疲れてデザイン仕事がままならなくなった時に限定して文章の執筆をしておりました。
ジャンルとしては主に随筆とでも言うべきものですが、タイミング次第では皆様方のお目に掛けられるかも…といったものから、こーれーはー絶対外部に出せんぞ…という代物まで内容は実に様々。

とは言え、いくら私でも理由もなしに文章を書いている筈はなくて、最大の理由はこれが私の精神状態を映し出す鏡となるから。人によっては切ったデザインそのものに映し出されたり、言動・行動に映し出されたりするものなのですが、私の場合は文章に最も的確にかつ鋭敏に映し出されるものなのです。これでも卒業した方の大学では日本文学と日本語学を専攻しておりましたからね。
では何で会社で文章の仕事をしていないのかと申しますと、会社で取り扱う類の文章と私の書きたい分野の文章のジャンルが根本的に違うからでして。私の書きたいのは小説であったり、サブカルチャー関連の学術論文であったり、はたまた随筆であったり…なのですが、会社で書く事になる文章はそのいずれにも該当しないんですよね。と言うか学術論文のフォーマットが身に染みついた私としては些か抵抗がある類の文章だった訳でして。
なので、ごく一部の例外を除いて「仕事としての」文章は、私は書いてない訳です。

…その割に、4月に現職場に就職して以来、相河の書いた文章量って…えー、InDesign・2段組フォーマットで1段約400〜500字を使って100P↑ですか?
我ながら塵も積もれば何とやら、という諺を実感した次第でございます。

二次創作の在り方について−ニトロプラスのガイドラインを見た、一次・二次の両方で同人活動中の人間の視点から−

えー、本項目について記載するに当たって幾つか私自身に関わる前提条件を……
▽現在のオフでの活動ジャンルは、FE聖戦、ロマサガ2、リベ、シクレ、そしてオリジナル同人ノベルゲーです。いずれも年季の入ったジャンルか、マイナージャンル揃い……
▽私はBLに見せかけたNLを書くくらいですから、実はNLの方が好物です。
▽BLに関しては、NLの時の数倍〜数十倍基準が厳しくなります。気になるBLゲーと言ったら、咎犬、スイプー、あとメサイア位ですからね…。
▽「兄ブランドの(=ニトロプラスキラルよりもニトロプラスの方が好きな)人」という認識を、Phantomに関する卒論等で知己を得たスタッフさん方は私に対してお持ちです。実際その通りですが…。
▽BLに限らず乙女ゲー等、女性向けジャンルに関しては私は神経を尖らせます。具体的には本館サイトから該当ジャンルを隔離したり、プレビューと案内ページ除いて一部or完全PW制を敷いていたり。
 (龍虎を本館サイトから隔離していないのは、ひとえにプラトニックに徹するからでして…ロバリョウはそっちの方がイメージに合ってる気がするのは、私だけでしょうか?)

著作物に関する事の決定権を、著作権者が持つのは至極当然の事です。
おそらく著作権という概念が日本で確立されるようになったのは明治時代かとは思いますが(この辺私は専門外です、スミマセン…)、しかし、明治以前に著作権制度に相当する制度がなかったわけでもありません。
近世においては版木屋が持っていた版木が、その役目を担っていました。
更にそれ以前の時代においては、手で書き写すのが当たり前の事とされていました。
たとえ『パロディ』という言葉はなくても、その概念は意識されてなくても、他作品を踏まえて制作をする事が当たり前とされていたため、同ジャンルの類似作品が次々に出たのが明治以前の時代(特に近世)。

おっと、話が逸れましたね……
自社作品の二次創作に対して、製作に当たってのレギュレーションを設定する事それ自体はとても良い事だと思います。
少なくともどっかのメーカーみたいに頭ごなしに否定するよりは(その「どっかの企業」に対しては「人の振り見て我が振り直せ」と言いたいところです)。
ただ、200部という部数は、成長途中のサークルさんにとってはかなり痛い数字だと思います。せめて1000部位からアマチュア版権申請を求めると言うなら私も納得できるんですけどね……
かく言ううちも、再版を繰り返していった結果、最大で250部までなら行ったことがありますが。
(因みにそれ『Liebeslied 1』←FE聖戦というジャンルがいまだ華やかなりし頃に出し始めたセティ×ティニー小説本の第一弾/セティ×ティニーというカップリングが当たり前のものとされていた只中で、それに対する一種のアンチテーゼとして書き始めたものでした。「何故セティ×ティニーなのか?」を突き詰めていったのがこのシリーズの特徴ですね)

閑話休題。
売り上げ総額10万円以内という数字も、一見すると妥当に移りますが、計算方法が乱暴というかおかしいと言うか…。発行部数×(総売上予定−制作費[印刷代等])というのなら私も大いに納得できるんですけど、提示された計算式だと分厚い本は作りにくくなってしまうという実態が存在しています。うちのサークルで厚い本の代表格と言えば、ロマサガ2・最終皇帝世代の総集編『Histoire』が真っ先に挙がりますが、単価1000円と設定しているこの本に関して言えば、50部で印刷代は大体8.5万円掛かっておりますので、前者の計算式でいくと「50部×1000円=5万円」という事になりますが、実際の売り上げは大まかにいっても「50部×{1000円-1700円(8.5万÷50部)}=-3.5万円」といった具合に赤字覚悟で出しているんですよ。厚い本だからと言って即売り上げに結びつくかと言ったらこれが大間違いだという事を是非とも認識して頂きたいところですね。

個人的に一番痛いのが、書店委託が大幅に制限された事。私にとっては自家通販の手続をする事が少なからず精神的な負担になるため(夏冬コミケの申込手続を全て相方にお願いしているほど)、仕方なく書店委託のお世話になっているのですが(それさえも蹴られる本も少なからず存在していることを忘れてはならない)、そこを制限されると正直かなり痛いですね。うちのサークルはマイナージャンル、マイナーカップリングの本が非常に多いので、通販でも手に入れたいという方が少数ではありますがいらっしゃるんですよ。や、真面目な話。
「兄ブランドの人」としては、ニトロサークルさんは私の知る限りコミケに参加されるサークルさん方でもさほど規模の大きいサークルさんはない筈ですので、そこまでする必要のあるサークルさんは殆どないと考えていいかと思います。寧ろ今回のレギュレーション改定の主なターゲットは発行部数の線引きと言い何といい、キラルの方で同人活動されている方々なのかなー?といった印象を受けました。
その辺どうなんでしょうかね、キラルの方で活動されてる皆様方の印象は?(と申しましても、キラルで活動されている方々が此処を見ているとも思えませんが……)

実はパズルゲームは苦手なのですが……

流行のバズドラも私のiPadにインストしてあるのですが、すっかり熱が醒めてしまって最近は全然起動していません。
そう言えばぷよでもかなり苦戦させられたような……
そんな私にとって例外は今のところ3つ。
一つはタイトーから出ていたパズルボブル(…だったっけ?)。
一つはデータイーストから出ていたマジカルドロップのIIとIII。
そしてあと一つは、中高時代の同級生に教えて貰ったiPhone用パズルゲームTAP10。
マジドロは落ちものゲーとしては大ハマりした記憶があります。基本的に落ちもの苦手なこの私が、ですよ。

で、本日の本題はTAP10について。これも私はiPadにインストしているのですけど、ふとした拍子にやってみたくなって今でも続いている不思議なパズルゲームです。
ルールは簡単…名前からお察し頂けるかとは存じますが、ブロックに書かれている数字の総和が10になるようにブロックを指定して、丁度10になったら消える…といったシンプルなルール(但しハードモードだと、途中で指定してくる数字の総和が変わりますが)。算数をやっていれば分かりますが、3つ以上のブロックを一度に消すことも可能だったりしています。
コンピューターゲームに関してはあまりいい顔をしないうちの母が、このゲームに関しては食いついてきてメモしてた位…孫達のiPhoneにインストしてやらせようという心算なのでしょうね。
私が把握している姪っ子・甥っ子の性格から考えると、すぐに投げ出して大人たちの方がハマってそうな予感はしてますけど…。
まあそれはともかく、ちょっとした頭の体操になるのもいい感じです。

またイベントの入場関係で苦情を言わなければならないようだ

昨日・今日とAnime Japan 2014というイベントがあった事は、オタクコンテンツを追い掛けている方であれば周知の事かと思う。だが、件のイベントにおいては前売券・当日券の販売方法に問題があったと言わざるを得ない。私が会場であるビッグサイトに到着した頃には、当日券は既に完売しており、セブンイレブンの端末で残っている前売券を購入するしかないという状況であった。しかもビッグサイト近辺にはコンビニは数多くあっても、セブンイレブンは何故かビッグサイトから離れたビルが最も近いものであるとの事。しかも私は、瞬発力はあっても持久力がないのでその距離を時間内に走破する自信はなかったのである。これでは、私は何のために決して安いとは言えない交通費を出して来たのか分からない、というものだ。はっきり言って予定が不確定な状況下において前売券を購入するのにはリスクを伴う。何せ私は現在矯正中とは言え昼夜逆転生活を送ってしまっている上に、就職に関して不安を感じていたりもするからだ。一般向けの問い合わせ窓口があると言うので、無論クレームを付けるつもりではあるが、入場券をパンフレット形式にしてそれが無くなったら入場フリーにするというのが建設的ではあるまいか。しかも東6側から入場(言葉を換えれば正門入口とは反対側から入場)という事も周知が徹底されていなかったように思われる。
今回のイベントには是非とも行きたかったブースが複数あったのだが、運営がこれでは先が思いやられるというものだ。営利目的であるにせよ各ブースにおいて利潤をもたらしうるお客さんを追い返すなど、愚の骨頂であると言わざるを得ない。運営には今回の事態を深く反省して、次回は入場時間までに会場へ到着した全員が入場できるようにして貰いたいものだ。

検査入院の日程が決まりました

今度は発達障害の検査入院で、11/27〜12/4の間だそうです。1週間で済むのは有り難いのですが、このままだと修羅場に引っ掛かるのは明白なので、相応の対処をしなければいけませんね。
あと、Amazonから来る荷物(要は書籍とゲーム)の受け取りを私が在宅しているうちに完了させなくては…。

それはそうと、『咎犬の血』Vista/7対応版を購入しました。7でも64bit対応しているとの事ですから安心してインストールから何からできます。
64bit版7環境でどうやってもインストできなかったのは、『アザナエル』と『英雄伝説V 海の檻歌』、あと同人ゲームが幾つか…といった状況。
『咎犬の血』以外にもやってみたいBLゲーは『sweet pool』、『メサイア』といった位でしょうか。
乙女ゲーは『アーメン・ノワール portable』に遙か3、『死神と少女』といった辺り。他にも多少は気になるものはあるのですが、単に甘いだけのものはパスしたいところですね。
どちらかと言えば(?)男性向けゲームが多いのには、この辺の理由があるからなんでしょうね。純愛から性愛、またシナリオを堪能するという意味でも。

11/22追記:結局入院は2週間…12/11までになるとの事です。入院期間が2週間となると結構痛い。早割が全然使えませんですよよよ。と言うか線画が到着次第速攻で修羅場開始しなければ色々とマズイです。

色々物欲の虫騒ぎ中…躁転の気配がすぐ其処に

Amazonでネットサーフィンしていた時の事。ブルーレイプレイヤーが欲しくてそれを探していたのですが、どうやら一万円台で書き込みもできるタイプの外付けディスクがあるとの事。
ブルーレイと言えば今のところうちにあるのはFate/ZeroのBOXくらいしか手元にはないのですが、此処に来てLUNA SEA熱が再燃致しまして。
それで彼らのパフォーマンスを綺麗な画像で見てみたいと思いまして、プレイヤーの必要性を痛感した次第でございます。

音楽で言葉を表現しているのがみゆきさんならば、LUNA SEAの五人は音そのもので表現している様な印象が私にはあります。まあそもそもの切欠は1年間の活動休止中のソロ活動をしていた河村隆一さんの『Love is…』において、その言葉に嘘くささを覚えさせない説得力を感じた事でして。何でそんなに説得力のある恋歌が歌えるのかと、リアルタイムで聴いていた当時思ったものです。しかも当時は(今もですが)下手なラブソングを聴かされたら嘘くさいと思ってみたりもする人種でして。最初は眉につばを付けて掛かっていたのですが…甘かったです。隆一さんは本当に恋愛の歌を歌わせたら上手いですし、LUNA SEAの面々の音も時に迫力が洪水のようにあり、時に静かに聴かせる曲を紡いできますから。

以下はTwitterの発言より抜粋
現在LUNA SEA熱が再燃中。PROMISEはiTunes Storeに無いんですか?(あれば速攻で買うのに)。CD聴きたい、ライブ行きたい。あうあうあう…。や、本命はあくまでみゆきさんなんですけど、それはそれ、これはこれという事で一つ。
LUNA SEAと、彼らにハマる切欠を作った河村隆一さんのアルバムやら何やらを密林さんで探していたらば、隆一さんがみゆきさんの『空と君の間に』をカヴァーしているアルバムがあるのを発見。どんなのか聴いてみたいですのう。みゆきファンとしても、隆一ファンとしても。
OneNightDejavuはライヴで見ましたが、とても凄かった事を今でも覚えています。その場に居合わせられた幸福感と共に。ICU生時代にインディーズでDTMやってたセクメからはめっちゃ羨ましがられましたが。
(発言ここまで)

因みに私はRyuスレかつ真スレでございます。あとINORANさんも結構好き。
そう言えば真矢さんが結婚された時には「いいパパになるんだろうなー」と思って物凄く納得しましたけど、SUGIZOさんが結婚したと聞いた日には本気でびびったものです。結婚しそうなイメージが無かったもので…。でも実際には彼の人生にもいい意味で影響を与えているようです。あ、Ryuが結婚した時にも結構驚きましたけど。(INORANさんやJがどうだかまでは私は把握してません)

なお、物欲の虫が騒いだ所為か最近軽く躁転しかかっているような印象がありますので、暫くは最低限の発言のみをさせて戴きます。

コンシューマー機に思うところ

最近、PS2やPCなどからの移植作品がPSPまたはPS Vitaに行われているケースを少なからず目にする。
元はPCゲームや据え置き型機のゲームでPSP等に移植されたタイトルと言えば空の軌跡、タクティクスオウガ、遙か3等々、色々挙げられる。
が、何故かそういったタイトルをプレイする気力が、現在精神的には安定しているにも拘わらず湧いてこないのだ
(辛うじて、narcissuと空の軌跡はクリアしたし、アーメン・ノワールや遙か3をプレイする気は満々であるのだが)。
例外がDSとiPadで、DSでは逆転裁判シリーズ全てとゴーストトリックをクリアしてきた(しかも逆裁4以外は全て周回プレイしている)。
何故PSPのゲームまでをも積んでしまうのか自分なりに考えてみたところ、以下のような仮説が立てられた。
1.PSP本体の音質がイマイチで、外部スピーカーやヘッドホンが欲しくなる
2.画面が小さく、目に異様に負担が掛かる。これで3Dバリバリに使われていた日には…(これは外部ディスプレイを使えばクリアできるが…因みに零の軌跡の挫折理由はまさしくこの点にある)
3.別プラットフォーム(主にPC)でプレイしてきたタイトルが大多数なので、今更感がある(例外は遙か3とPC版未プレイの車輪の国 向日葵の少女、それとPS2版を中断しているアーメン・ノワールくらいか)
しかも現在、PS2を筆頭とした据置型ゲーム機を置く場所がないのでそっちの積みゲーも崩せない状態なんですよね、とほほ…。

DSの方ではあまり気にならなかった事なので、この辺はどうにかしたいところです。ヘッドホン辺りが妥当な線でしょうが、聴覚過敏があるのであまり長時間プレイはできそうにもありません。

勿論レイトン教授vs逆転裁判や逆転裁判5のために3DSLLの購入計画はある。DSとの互換性もあるとの事なので逆裁1〜3もゴーストトリックもプレイできるのが嬉しいところ。この機会だからFE覚醒もプレイしようかな…?

因みに、大分前に出していたクイズの答えは『ドラゴンフォース』。オリジナルはSSですが、PS2にも移植されたタイトルでございます。SRPGにしては簡単な方ですので一度プレイされてみては?
そして次の問題はこちら
▽オリジナルはPC18禁ゲーム
▽ジャンルとしてはSRPGに…なるのかな?
▽その後、PS2版、PCスペシャルエディション版、PSP版と移植を重ねる

今後も「横道」と書いて「おうどう」となりそうですが……

タイトルの出典は相河による「学校」にまつわる自伝『Alma Mater』本文の一部から。

元々はmixiニュースにて知ったネタではあるのだが、この件に関しては、よりOpenなこちらのサイトに記載するのが適切だと判断したので…。

明治大学の駿河台キャンパス内に、まんがやサブカルチャー関連書籍を専門とした米沢嘉博記念図書館がある…というのはmixi内のニュースにて知ったことだが、これを知った私は即座に明治大学のサイトにアクセスして、件の図書館が、そして2014年完成予定の東京国際マンガ図書館なるものが如何なる性質のものであるのかを早速チェックした。

“著名なタイトルはともかくとして、そうでない作品群は歴史の波に埋もれるおそれがある”───これに関しては私も強い危機感を抱いている。
最終的にICUでの卒業論文の題材として取り上げることとなった作品こそ、『Phantom-Phantom Of Inferno-』(ニトロプラス/2000)という現在では著名なタイトルに落ち着いたが、実を言うと取り上げる作品の候補は他にも幾つか存在していた。中でも本当に最後まで迷ったのが『シェル・クレイル〜愛しあう逃避の中で〜』(アリスソフト/2003)だったのだが、こちらは発売前には大いに期待されながらもセールス的には伸び悩み、今では「埋もれた名作」…どころの話ではなく「忘れられた存在」と化してしまっているのが現状である。しかしながらシナリオの完成度・洗練度にかけては私の知る限り2012年5月現在これの右に出るものはなく、セーブデータ数に若干難のあるシステム以外はグラフィック・音楽などもパーフェクト。更に性的描写の存在意義に首を傾げたくなるものも少なくない昨今のタイトルとは違って、性愛というテーマに真っ正面から挑んでいる上にその筆致・描写もまた見事…という、私から見れば奇跡のような輝きを持っている作品なのである。フランス語による題名が示すもの、サブタイトルに込められた“逃避”の真なる意味、蕩果と呼ばれるものを筆頭とした薬物が人間関係にもたらすもの、等など───これで論文を一本執筆するとしたら、卒論どころか修論か博士論文レベルの労力を要求される代物でもあろうと、私は考えている。実際、最終的に卒論の題材とする作品を『Phantom』にするという決断を下した理由は複数あったのだが、2008年初頭〜春にかけての“breakthrough”を経ていなかった2005年当時の私には到底太刀打ちできそうにもないテーマを含んだ作品だと判断したからでもある。2012年現在でもまだ人生経験積んでないから色々厳しいよなぁ…と思っているのが現状ではあるが。

ICUでの卒論が完成した年度の冬コミ企業ブースにてとある方(私の記憶が正しければ、シナリオライターの方だったかと…)に卒論のDraftを提示したのだが、果たして学術論文として取り上げるほどの価値があるものなのか?といった感じの反応を示されたので、「(井原)西鶴の『好色一代男』って、最初から文学として書かれたものなのでしょうか?」とかいった具合に切り返した覚えがある。西鶴の『好色一代男』は好色本と呼ばれる、上方で流行することとなったジャンルの作品の先駆けである。専門外の方々のために「好色本」の事をかみ砕いて記載すると、現代で言うところの(娯楽のための)エロ小説本と考えてまず差し支えないだろう。しかも主人公の世之介なる人物というのがまた、現代にて綴られている美少女ゲームの主人公達などとは比較にすらならない程に色を好んだ男なのである。具体的に言えば、本文中に「五十四までたはふれし女三千七百四十二人、少人のもてあそび七百二十五人、手日記にしる。」とあるのだが、此処で注意しなければならないのは現代人の価値観のみにてこのテクストを見てはならないという点である(男色が公然とまかり通っている辺り、当時の世情を映し出したものでもある)。それはさておき、『好色一代男』のヒットを受けて西鶴ならびに他の著者達による同ジャンルの本が次々と出版される事となった訳だが、当の西鶴本人は『西鶴折鶴』にて神や仏に銭を落とすのは愚かといった旨のことを記している人物でもある。そういう人物であるからして、西鶴が如何に目立ちたがり屋であったとは言え後世にまで己の作品を遺そうとしていたとは、少なくとも私には考えにくい。
また、先に私は好色本のことを指して娯楽のためのエロ本と記載したが、西鶴の好色本における特色はこれだけではない。当代で教養のある者達ならばニヤリとするだろうといった類の、パロディの精神がふんだんに盛り込まれた作品でもあるのだ。後世にまで『好色一代男』の名が西鶴への名声と共に残されている理由はまさにこの点にあるのだろう。同じように、美少女ゲームの幾つかもまた、シナリオライター本人が己の綴った作品に文学的意図を自覚していたか否かは別問題として、後世に残されていくようになるのかもしれない。

それはともかくとして、私が「これからプレイしてみたい」といったゲームのタイトルを列挙していくと、一つ二つの例外を除いて見事なまでに「聞いたことが無い」といったリアクションを友人達から返されるマイナーなものばかりなのだ。現在進行形にてスポットの当たっている作品群は他の権威ある方々にお任せして、今後とも私はある意味マイナーな街道をひた走る所存である。

参考文献
[書籍]
『新編日本古典文学全集 井原西鶴集(1)』 井原西鶴著  暉峻 康隆、東 明雅校注・訳 小学館

[Website]
http://www.meiji.ac.jp/manga/about/ 2012.05.14

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