dillemma

自分で言うのも何だが、おそらく私は普通の「女」ではないのだろう。
たとえ生物学的には紛うことなくXX──“女”であったとしても。
少なくとも普通の女性の「らしさ」を、私は僅かしか持ち合わせていない。
第一そうでなければ、男社会の真っ直中で
違和感を感じる事なく威風堂々と振る舞える道理がない。
私にとっては寧ろ、女の園に身を置く事の方が窮屈なのだ。
そして世の女達が井戸端会議の感覚で
「恋バナ」に花を咲かせるその感性が、
私には信じがたいものに映るのだ。
虫酸が走るとすら言ってもいい。
実際私にとって「好きな人とかいないの?」といった類の問いは、
軽々しく訊かれると腹立たしく感じるものの一つである。
まして私の場合、過去に好きでもない男共に言い寄られ
ストーカー紛いのことをされた経歴があるのだ。
のみならず、恋愛絡みのろくでもない思い出など
それこそ吐いて捨てる程にある。
だから私には、恋愛なんてものをするつもりなど、なかった。
本当に、なかった───
けれども私は、直面する羽目になる。
己の中で生じた…生じてしまった、俗に「恋愛」と呼ばれる感情に。
それは世の女性達が夢見ているような、
甘やかなものでは決してない。断じてあり得ない。
嵐のような激しさを以て己の心をズタズタに切り裂いていき、
鋼のような強さを以て己が身をしゃんと立たせるものだからだ。
恋とは己自身さえも死の淵へと追いやる猛毒であり、
愛とは大切な者の心を護るために存在する聖剣である。
自分自身にとってすらそういう性質のモノなのだから、
それが他者に…否、愛する者に
及ぶとするならば一体どうなってしまうのか、
私には皆目見当が付かない。想像する事すら恐ろしい。
けれど同時に、その恐怖をも求めてしまう己を認識してしまう。
一体誰が恋と愛とを表裏一体のものとして定めたのだろうか…?
そう、思わずにはいられない。

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遅ればせながら、卒論の事とか何とか

6月 29, 2009 · Posted in 学業関係, 日本文学, 美少女ゲーム · Comment 

本当は卒業式当日か翌日…卒論のグレード(成績)が付いた直後くらいに書くつもりだったのですが、風邪をひいたり帰省したり鬱ったりで…結局今頃のご報告になってしまいました。
私がICU(国際基督教大学)にて執筆した卒論の内容そのものは、一言で言ってしまえば物語としての美少女ゲーム。もっと具体的に言えばコンシューマー機のゲームである『弟切草』に端を発し、美少女ゲームでも『雫』『痕』など、単一作品の中において複数の展開と結末とを持ち、尚かつ本のしおりを挟むような感覚でセーブ・ロードができる形態のものを扱っています(何せ紙媒体の本やら絵巻やらでは不可能な事ですからね、これって)。
因みに卒論のタイトルは、日本語名が

「生まれ直す」ための道程
-或る暗殺者が、人間となるまで-

英語名が

The Way to “Rebirth”
-How An Assassin Becomes A Human-

というもの。一体何の作品を題材としたものかは、タイトルだけ見た段階でピンと来た方もおられるかもしれませんが…ニトロプラスの『PHANTOM -Phantom of Inferno-』───その中でも、アインと呼ばれる少女、並びに彼女を主軸としたルートに焦点を当てたものです。結局私がICUを卒業したのは2009年3月ですが、卒論のテーマとなる作品を『Phantom』に決めたのは確か2005年頃…ICUに入学してから3年目の秋頃だったかと記憶しています。当時は今ほどには学術的観点から美少女ゲームが取り扱われている訳でもありませんでしたし、まして私が試みたアプローチが日本文学という当時としてはまず考えられないものでしたから、コミケの企業ブースやドリパ等といった各ソフトハウスさんが出展するイベントにおいて自作の名刺とICUの学生証を持参にて、ご挨拶・ご説明に回ったのですが…その過程の中で興味・関心を示して下さった数少ないソフトハウスさんであり、尚かつ私が意欲を持って取り組める作品をリリースしていらっしゃったのがニトロプラスさんでした。実は卒論のテーマを「日本文学の視点から見た美少女ゲーム」に確定させる以前から既に、とある意外な人物──一体どういう「接点」があるのかは、言わなければまず分からないかと思われます──と面識を持っていた、という事実も関係していたのですけど、それは横に置いておきます。
この卒論に関しては、私個人としてもEnglish Abstractまでをも含めた全文を何らかの形で私の方から公開したいとは思っています。ただ、卒論の本文中には私自身のそれを含めて本名を出している箇所がいくつかあるものですから、その辺りの取り扱いについてどうしたものかと盛大に頭を抱えている最中です(特にWebでアップロードする事になった場合)。少なくとも私自身に関しては、論文などの学術的なテクストについては本名で統一するつもりですが……

手の平サイズの「日誌」から・その24

6月 28, 2009 · Posted in その他の音楽, 日誌, 美少女ゲーム · Comment 

現在、NITRO SUPER SONICのために
水道橋へと来ている。で、時間的にも
丁度良かったし…という事で物販
コーナーに行ってみたらば、のっけから
知り合いのスタッフさん(5/5のドリパの
折、無理しないよう私に釘を刺した
方である)と遭遇。今回は向こう
から声を掛けられたので、流石の
私も一寸ビビった。
会場に来るまではスタンディングと
いう事で体力的な心配があった
のだが、彼曰く、会場内ではそれに
対する配慮もなされているとの事。さて、
楽しんできますか。

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個人的名作にまつわる話・その1−概論−

†『タクティクスオウガ』(クエスト/1995)
†『Phantom of Inferno』(ニトロプラス/2000)
†『逆転裁判(1〜3)』(カプコン/2001, 2002, 2004)
†『英雄伝説6 空の軌跡FC・SC』(日本ファルコム/2004, 2006)
上記タイトルは、私が趣味サイトにおいて『歴史に名を残す、名作中の名作』として紹介しているものである。であると同時に、これらはいずれも、世の中の多くの人達が傑作だと認めるタイトルでもある。…と言うよりも、趣味サイトにて列挙したこれらのタイトルは、実のところ私自身が名作だと認めた作品群の中でも比較的万人受けしそうなものだったりしている(とは言え、『Phantom』は曲がりなりにも18禁だし(←コンシューマー機とかにも移植されているが)、『タクティクスオウガ』はSRPG慣れしたプレイヤーにとっても高難度)。更に『Phantom』に至っては、私自身がICUでの卒論の題材とした程でもあったりしている。勿論これは、卒論アドヴァイザーの先生やらアシスタントの方々やら友人達、またニトロプラスのスタッフの皆様方、等々のご理解・ご協力あってこそ完成させられたものである事は、言うまでもない。この場を借りて厚く御礼申し上げる。
───と、話が逸れた。
しかしながら、こういった作品群ばかりが私にとっての『名作』であるとは限らない。中には世の中から存在自体が忘れられ掛けているんじゃないのか?てなレベルの『隠れた名作』とでも呼ぶべきものもまた存在していたりするのだ。
それらの中でも、私ならばこれを真っ先に挙げる…といった作品が一つある。
一体何か?
正解は次回書くつもりだが、ヒントを幾つか出しておこう。
▽プラットフォームはWindows
▽2003年発売のタイトル
▽18禁作品
▽近世ヨーロッパ風の世界における避暑地が主な舞台
▽純愛ゆえの性愛がメイン
▽但し展開によっては性欲に膝を屈する事も
▽架空の薬物が複数登場する

たかが履歴書、されど履歴書

6月 22, 2009 · Posted in 徒然 · Comment 

このご時世ですから就活も一筋縄ではいかないのが当たり前なんですが、たかだか履歴書一枚を書こうとしただけで思いっきり心身に症状が…ものの見事に食欲が落ちるわ、普段だったらやり過ごせるはずの煙草のケムリにやられるわ、気分まで悪くなるわ、と放っておいたらヤバイ感じの代物でございました。
前回の「日誌」で書いてた「作業」というのが、ハローワークからの紹介状を貰った上での履歴書+職務経歴書作成なんですけど…業務内容がよく分からない+本当に関心がある訳でもない職種だったので、もう応募書類を書く段階からして憂鬱な気分に。挙げ句の果てには先述の症状が出てきて、結局就活そのものを一時休止する羽目になりましたとさ。とほほ……

手の平サイズの「日誌」から・その23

6月 21, 2009 · Posted in 日誌 · Comment 

懸念通りと言うか何というか、どうも
最近は精神的に不安定になってて
いけない。気圧の低下、ホルモンバランスの
不安定化に加えて、不慣れな「作業」が
stresserとしてのし掛かってきているのだ。
このまま放っておくと何だかヤバげな
感じなので、手を打ちたいところでは
あるが…生理中でなければ、土曜の
稽古に行って、己の中に巣くっている
煩悩を御刀──真剣では無いけど──
で断ち切ってきたのに…。
仕方がないので別の方法を取る事にする。
聖イグナチオ教会の売店にてミサのついでに
ミニロザリオを購入。果てさて…?

手の平サイズの「日誌」から・その22

6月 17, 2009 · Posted in 日誌 · Comment 

今日も病院帰りに居合道の稽古に
行って来たが、実際に模擬刀を手に
稽古をしていると、およそ居合道
ほどに私の性分に合った武道も
無いだろう事を実感する。生物学的
には「女」であっても、精神面に
おいては「良い意味で女を感じない」を
最大級の賛辞の一つとする程に
「女」でありながらも男性的な側面を
併せ持っているため、居合道に
限らず「普通の女性ならまず
やらない」趣味やら何やらを
有しているのだ。

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