『改造人間哀歌3』を観に行きました

5月 28, 2010 · Posted in 中島みゆきの歌と言葉, 徒然, 日本文学 

日付が前後してしまいましたが、先日の予告通りに舞台の感想をば。
そもそもの切欠は、居合道の稽古の後に寄っている兄弟子殿のお店にある日めくりカレンダーの文章を書かれたのが、今回主演の佐々木剛さんであった事。そこから興味を抱きまして、時期的には結構ギリギリだったんですけど兄弟子殿を拝み倒してチケットの手配をお願いし、先週の日曜に雨の六本木まで観劇しに行く運びに。
以前兄弟子殿のお店にて一度だけお会いしてお話しした事のある、古川がんさんも偶然その場にいらしてて、近辺の方々も交えて軽く会話を交わした後、開演時間となって着席・視線を舞台へと────
さて…その舞台なのですが……
†私はそもそもTVというものにあまり縁のない生活を送ってきている
†よって特撮関係は、兄弟子殿ほか数名の友人・知人達から聞きかじった程度の知識しかない
†そうでなくとも、映像関係には疎い。(中村)吉右衛門とかがどうのこうのと申しておりますが、さりげに鬼平とかいった辺りの時代劇ファンだったりするから←但し鬼平に限って言えば原作から入った
†ついでに言えば演劇関係にも思いっきり疎い。まともに生で観た記憶があるのは、先述の鬼平の舞台版と、他は(中島)みゆきさんの『夜会』くらいか?
上記の前提条件が私には存在しているのですが…すみません、先に謝っておきます。実際の舞台を観るまで私、完っっ全に侮ってました。正直舐めてかかってました。冗談抜きに土下座モノでございます。ええ、それはもう……
でもって、終演後にがんさん達と感想を短い時間ながらも語り合った後、どういう経緯かは忘れてしまったのですが同じ列・近くの席にて観劇していたご年配の方と舞台の感想を語り合う事に。双方とも「今夜眠れるかなぁ?」「興奮のあまり眠れないかもしれませんね」等といった事を口にしつつ、興奮気味に語り倒す事となったのですが───
私の記憶が正しければ、どういう経緯で此処に来たのか、何故に今回の舞台に興味を持ったのか、そしていかほどの衝撃を受けたのかといった辺りまでを申し上げた段階だったかと思うのですけど、お互いに名刺交換をしたのですが…もし私が特撮・演劇などの関係に明るい人間だったならば、その段階で卒倒寸前に追い込まれていたかもしれません。定年にて退職されたとの事でしたがそれ以前は何処に勤務していらしたかも聞くことができましたし、「先生」と呼ばれサインを求められる程の方でしたから、その筋では相当名の知れた方なのだろう…とは察しがついておりましたが。
エキスパートでいらっしゃるその方の視点と、ど素人である私の視点───その違いの一例を挙げるならば、登場していた科学者達三人の名演について。その方は「難しい役所を見事に演じきっていた。あれは説明がもたついていたら途端に…」といった事を指摘されたのですが、それを聞いて思わずはっとしました。言われてみれば確かに一体どういった原理なのか…とか、或いはどれほど危機的な状況が迫っているのかなど、観ている最中は疑いを挟む余地もない程ぐいぐいと引き込まれていましたから。特に私のように自然科学系のバックグラウンドを持つ人間などは、此処での演技がもたついてしまっていたとしたらば真っ先に違和感を感じてしまっていた事でしょう。
けれども、そういった事よりも遙かに強く感じ取ったことは…いいえ、強い想いを以て分かち合った事は、エキスパートか素人かの違いなど些細な事とすら思えるほどの内容でした。
当日終演後の感想の欄に、文章での表現を主体とする私をして「あまりにも素晴らしくて、今は書く言葉が見つかりません」といった事しか書けなくさせた程の、舞台から放たれていた熱い魂。
それは即ち……
平和を願う、切なる心
争いのない世界を、現出させる可能性
その理想を現実と成せると信ずる事のできる、希望という名の光
そして、その根底に存在する、何もかも全てを包み込む、愛───
私自身は信仰を持つ者ではありますが、愛がなければ信仰すら空しい…ときっちり記されてますし、それ以前の問題として自分とは信仰とか思想とか何とかが違うからと言って排斥する事など、断じてあってはならない事だと常々思っています。
後日、戴いた名刺に記載のお名前で検索して調べてみましたところ、「成る程…、確かにこれほどの方なら『先生』と呼ばれるのも道理だわ。けど…私のまわりにいる人達の中で、この方のお名前を出してピンと来る可能性があるとしたら、兄弟子殿か、でなければ映像関係に明るい某D氏くらいしかいらっしゃらないだろうなー」と内心思ってみたりもしたものです。
そして案の定と申しましょうか、うち一人…すなわち兄弟子殿はやはりご存じでした、とは一応報告しておきます。


そんな兄弟子殿の交友関係ですが、私が把握しているだけでも(焼鳥屋さんの店主という)職業柄…だけでは説明がつかないほどに恐ろしく広く、「一体全体何処でそういった方々とお知り合いになったんですかぁあああっ!??」と実際叫んだ事とてあったりも。私が言うか?てなツッコミが一部方面からは飛んできそうではありますが……

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